先週末、シャンバラ書道会の書道発表会が
世田谷美術館ギャラリーで開催されました。
毎年出品させていただいてますが、
今年も無事、2作品出させていただきました。
今回は、臨書と自由書。
臨書は、米芾の「昔年帖」、
自由書は、李白「山中問答」の一節
「桃花流水」を書きました。
そして、ありがたいことに
「桃花流水」の作品は、
会場での人気投票で1位に選んでいただきました!
ありがとうございます!
(組織票は自分含め4票は入っている・(笑))
自由書の作品に取り組んだのは初めてで、
何の題材を書くか、どんな書体で書くか、
どういうレイアウトで書くか、
どんな紙、どんな墨、どんな筆を使って
どのように書くか。
それらすべて、
自分で考え、自分で決めて、自分で取り組むという作業は
自由でもあり、自由に翻弄され、
時に迷い、常に苦しみ、
そして、完成した作品を会場で見ると、
作品に込めた思いが、しっかり形になったと感じました。
李白の詩「山中問答」の一節
桃花流水杳然去
桃の花は川面に散り、水の流れに乗ってどこかに流れていく。
別有天地非人間
ここにこそ、俗世とは違う別世界がある。
漠然と、流れに身を任せているようで、
強い意志をもって流れていくこと。
自分の軸をしっかりと持って、
自分が今いる場所で、
前へ、上へとまっすぐ強い意志をもって自由の波に乗って
進んでいこう、という思いを乗せて書きました。
作品を制作するにあたり、
ホントにめっちゃ悩みまくって
締め切り10日前に謎の体調不良で4日寝込み、
それが治ったかと思ったら今度は
謎の蕁麻疹が出て、運悪く週末に当たってしまい、
かゆいまま土日を過ごしました。
作品が仕上がるのか、と真剣に思いました。
蕁麻疹は薬を飲んだら一発で治ったのですが、
さあ、書くぞ!と書きはじめたところ、
今度は筆の首がボロッと取れました。。
首が取れないように、首根っこを掴みながら
深夜になってようやく完成。
締め切り滑り込みギリギリセーフでなんとか間に合いました。
そんなこんなの、
汗と涙と蕁麻疹の自由書は
実輪カラーサロンの床の間に展示しています。
桃花流水をテーマで描いたフルイドアートも
あわせて展示しております。
セッションにお越しの方はぜひご覧ください。
今回、師範の認定をいただき、
10月から書道教室を開講しますが
(受講生さん絶賛募集中!)
来年の発表会には、由波教室の生徒さんの作品が
会場に一緒に並ぶのを楽しみに、
私もさらに稽古を続けていこうと
心新たにした次第です。
シャンバラ書道会由波教室10月開講!
受講生募集中!!
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